【台湾・台中観光&旅行記】彩虹眷村(Rainbow Village)に行ってみた!アクセス・見どころ完全ガイド

レインボービレッジサムネ
  • URLをコピーしました!
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

台湾・台中の観光地の中でも、ひときわカラフルで個性的なスポットとして人気の彩虹眷村(Rainbow Village)。
SNSやガイドブックなどで写真を見て、気になっていた方も多いのではないでしょうか?

実はこの場所、もともとは退役軍人が暮らしていた「眷村(けんそん)」と呼ばれる住宅地。
一人のおじいちゃん(黃永阜さん)が家の壁に絵を描きはじめたことで、廃村寸前だったエリアが、今では台湾を代表する「映えスポット」に生まれ変わりました。

今回は、そんな彩虹眷村を実際に訪れてみた体験をもとに、アクセス方法や見どころ、写真映えポイントまでを詳しくご紹介します。

↑彩虹眷村現地の様子を動画でも見てみよう!

目次

彩虹眷村へのアクセス

彩虹眷村
色鮮やかな絵がお出迎えしてくれる

台北から彩虹眷村へ行く場合は、高鐵(台湾新幹線)で「台中駅」まで行くのが便利です。
高鐵の台中駅は、在来線の「新烏日駅」と直結しており、連絡通路を使ってそのまま徒歩で移動できます
つまり、高鐵台中駅に着いた時点で、もう新烏日駅にいるようなものです。

もちろん在来線の「台中駅」から「新烏日駅」も近いので、台中観光の一つとして彩虹眷村を訪れるのもオススメです。

バス情報

バス停の場所
新鳥日駅2階改札を出た「出口2」から外に出ると、駅を出てすぐ右側に Taichung City Bus(台中市公車) のバス停があります。

乗るバス
台中市バスの56、74、617

  • 56番バスが最も本数多く20分程度で彩虹眷村へ到着です。(バス停C乗り場)
  • 74番617番も運行していますが、ルートが少し違うため主要利用は56番が便利です。

下車バス停名
「彩虹村(嶺東南路)バス停」下車。

🏡 彩虹眷村ってどんな場所?

彩虹眷村
リメンバーミーのような世界観

虹眷村(Rainbow Village)は、台中市南屯区にある小さな住宅地。
もともとは中国大陸から移住してきた退役軍人とその家族が暮らす「眷村(けんそん)」と呼ばれるエリアのひとつでした。

この村が世界的に有名になったきっかけは、村の最後の住人であった黃永阜さんによる、ある行動から始まります。

🎨 壁に絵を描きはじめた「彩虹爺爺」

香港出身の退役軍人だった黃さんは、退去を迫られる村の現状に心を痛め、自分の家の壁や道路に色鮮やかな絵を描きはじめました。
この活動が学生たちの目に留まり、SNSなどを通じて瞬く間に広がり、やがて「彩虹眷村」として注目を集めるようになります。

可愛らしいキャラクターや色彩豊かな模様が描かれたこの村は、現在では「台中を代表するフォトスポット」として国内外から多くの観光客が訪れる場所となりました。

2年前、一時閉鎖の危機に…

彩虹眷村の土地は民間の地主が所有しており、当時の管理団体との賃貸契約が満了を迎えました。
地主側は土地の返還を求めており、管理側と契約更新の交渉が難航したため、一時的に立ち入り禁止となりました。

また、作者の黃永阜さんと管理会社や商業利用を行う企業の間で、壁画の著作権や収益分配に関する対立が表面化し、これが管理体制の混乱にもつながり、観光地としての運営に影響を与えました。

さらに、観光客の急増により施設の老朽化や安全対策の問題も浮上し、行政も巻き込んで再整備や保全の必要性が強まりました。

その後、台中市政府や地元住民、観光関係者らの調整を経て問題点が整理され、2023年春から一部リニューアルオープンし、観光再開にこぎつけました。

彩虹爺爺の逝去

残念ながら、村の象徴だった彩虹爺爺・黃永阜さんは2024年1月23日にお亡くなりになりました(享年100歳)。多くの人に愛された彼の絵と精神は、今も村の壁の中に生き続けています。

🧭 現在の彩虹眷村は?

現在の彩虹眷村(春村)は、以前よりエリアが少し縮小されたものの、絵の保存状態は良好で再整備されています。
フォトスポットとしての魅力は健在で、今でも台湾を訪れる旅行者にとって欠かせないスポットとなっています。

実際に訪れてみて

彩虹眷村
生前の黃永阜さん。ご冥福をお祈りいたします。

彩虹眷村に実際に足を運んでみると、写真や動画で見る以上に鮮やかな色彩と温かみが感じられました。
壁や路地に描かれたカラフルな絵は、まるで街全体が一つの巨大なキャンバスのようで、訪れるだけで自然と心が明るくなるような不思議な魅力があります。

また、小さな村の中には生活の痕跡も多く残っていて、単なる観光地以上に「人が暮らしていた場所」というリアルな息遣いを感じました。
そんな場所だからこそ、一枚一枚の壁画が持つ意味や歴史が、より深く心に響いてきます。

幸運なことに、私が訪れた当時はまだ黃永阜さんご本人が元気に村にいらっしゃって、実際にお会いすることができました。
黃さんは訪れる人ひとりひとりに優しく声をかけ、笑顔で写真撮影にも応じてくださり、その温かい人柄が村全体の空気を作っているのだと感じました。

彼の穏やかで親しみやすい姿に触れることで、ただの観光地ではなく、一つの命が吹き込まれた“生きたアート”のように彩虹眷村を体験できたのは、私にとって忘れられない貴重な思い出です。

彩虹眷村の魅力と訪れる価値

彩虹眷村
是非一度訪れてもらいたい彩虹眷村

彩虹眷村は、単なる観光スポットを超えた、歴史とアートが融合した特別な場所です。
一人の退役軍人・黃永阜さんが始めた小さな壁画アートが、多くの人の心を動かし、村全体を彩り豊かな観光名所へと変貌させました。

2年前の閉鎖危機や著作権トラブルなどの困難もありましたが、地元の人々や行政の努力によって再びその魅力を取り戻し、今も多くの観光客が訪れています。

実際に訪れると、色鮮やかな壁画だけでなく、そこに込められた人々の思いや歴史が感じられ、より深い感動を味わうことができます。

台中観光の際には、ぜひ彩虹眷村で“生きたアート”を体験してみてください。
写真映えはもちろん、心温まる時間があなたを待っています。

台中の他の観光スポットについてはこちらの記事もご参照ください。
また私のSNSYouTubeでは最新の台湾情報を随時更新しているので、是非フォロー、チャンネル登録をお願いいたします。

Chan Kei Profile

Chan Kei
Chan Kei
写真や動画を通して旅の魅力を伝えています。
レインボービレッジサムネ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる