【台湾鉄道の魅力】捷運・台鐵・高鐵まで!旅で出会う電車スポットまとめ

台湾鉄道サムネ
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本日は台湾の電車についての記事になります。

以前台湾を一周している時に感じたのですが、台湾には鉄道関係の観光地が沢山あり、電車好きな方にとても満足度の高い旅先になるんじゃないかなと思いました。
これはもう電車好きの方にプレゼンするしかない!と思い、今回は台湾の電車について基本的な情報から、オススメ鉄道観光地まで纏めてみました。

是非鉄道をテーマにした台湾旅を妄想しながら記事を楽しんでいただけると嬉しいです。

目次

台湾の電車の種類について

まずは台湾の電車の種類をご紹介。

移動そのものが目的でも、車窓からの景色が目的でも、駅弁を食べる事が目的でも、台湾ならではの体験ができると思うので、是非様々な電車に乗ってみましょう。

捷運

捷運
台北MRT

観光客が一番お世話になるのはやっぱり捷運だと思います。

捷運は日本でいう「地下鉄」や「都市鉄道」にあたります。
特にTaipei MRTは路線網が一番発達しており、その路線図は東京メトロを彷彿とさせます。台北101や士林夜市など台北の色々な観光地へ行くのに便利です。

また観光客目線であればライトレールに乗ってみるのもオススメ。窓が大きく、車内も明るいので高雄の美しい景色を楽しむ事ができます。ちなみに捷運は飲食禁止なので台湾を初めて訪れる方は注意しましょう。

台鐵

台湾鉄道
台湾鉄道

じっくり色々な地域を旅するのなら台湾鉄道がオススメです。

台湾をぐるりと一周するように線路が敷かれており、その地域ならではの景色を楽しむ事ができます。
のんびりとした田園風景や、綺麗な海辺の景色を見ながら駅弁を味わう…なんとも台湾らしいローカルな鉄道旅を是非体験してみてください。

高鐵

台湾新幹線の切符
台湾新幹線の切符

台湾西部を縦断する形で運行している新幹線も、台湾での移動方法として観光客に人気です。

台湾では新幹線の事を「高鐵」と呼びます。台北駅から高雄の高鐵左營駅までの所要時間は、乗る電車により変わりますが、約1時間30分から2時間15分。うまく利用すれば短期間の旅行でも台北、台中、台南、高雄を贅沢に楽しむ事ができるのが魅力です。

交通カードが便利

悠遊カード
悠遊カード

台湾にも日本のSuicaやPASMOのような交通系ICカードがあります。

駅の窓口や券売機、コンビニなどで購入・チャージができ、とても便利なので、台湾に到着したらまず手に入れたいアイテムです。以前は、台北では「悠遊卡(EasyCard)」、高雄では「一卡通(iPASS)」が主流でしたが、現在はどちらのカードも台湾各地でほぼ同じように使えます。

また、キャラクターデザインや限定版など種類も豊富で、コレクションやお土産としても人気があります。

台湾鉄道時刻表の調べ方

国営台湾鉄路株式会社
台鐵WebSite

台湾鉄道を利用する時に便利なのが台湾鉄道のWeb siteです。

時刻表を調べる事ができるので、旅程を組む際に重宝しています。もちろん日本語にも対応しています。ここでは試しに台北から台中への時刻を調べてみましょう。

国営台湾鉄路株式会社
目的地や希望時間を選択しよう

例えば14時半まで台北で遊んで、その後台中に行きたいとします。まずは出発駅を台北。到着駅に台中を選択しましょう。続いて乗車する日付を選択。15時には台北駅のホームに行けるとして、15時から16時の間に台北駅を台中に向けて出発する電車を調べます。逆に現地への到着時間で調べたい場合は「到着時間を調べる」のほうにチェックしましょう。

国営台湾鉄路株式会社
希望の電車を選択しよう

この条件で調べると、4つの電車が出てくるのが分かります。自身の旅程に合わせて乗る電車を決めましょう。

国営台湾鉄路株式会社
このまま切符の購入が可能

乗車日含むの28日以内であればこのまま切符を予約する事もできます。日程や時間が確実に決まっているのであれば、台湾へ出発する前に日本で予め切符を購入するのが良いでしょう。またWeb siteで予約した場合のチケットの受け取りは、携帯にアプリ(台鐵e訂通)をダウンロードしてQRコードを取得する方法がオススメです。

台湾鉄道Web Site

オススメの駅舎

台湾鉄道には長い歴史があり、レトロなホームや駅舎が残っているのも魅力の一つとなっています。
ここでは私のオススメの駅舎を2つほどご紹介したいと思います。

新竹駅

新竹駅
新竹駅

まずご紹介したいのが新竹駅。

現在の駅舎は、日本統治時代の1913年3月31日に完成したもので、現存する台湾最古の駅舎として知られています。

バロック建築とゴシック建築が融合した独特のデザインは、当時台湾総督府鉄道局に所属していた建築士・松崎万長(まつがさき つむなが)によって設計されました。

戦後も長らく地域の人々に利用され続けてきたこの駅舎ですが、1994年から台湾の学者や有志による保存活動が展開され、その結果1998年6月23日に国定古蹟に指定されました。

台中駅

旧台中駅
旧台中駅

続いてご紹介するのは台中駅。

2016年10月に新駅舎が誕生した為、旧駅舎は既に廃止されていますが、今でも建物は残され台中を代表する観光スポットの一つとなっています。

この旧駅舎は日本統治時代の1917年に建設された赤レンガ造りの歴史的建造物。
内部を見学しているとタイムスリップした気分を味わう事ができますよ。

山佳駅

旧山佳駅
旧山佳駅

小さな駅舎ながら、どこか懐かしくレトロな雰囲気が漂う山佳駅。

現在の駅舎は新しく建て替えられていますが、駅前には日本統治時代の1928年に建設された旧駅舎が保存されています。この旧駅舎は現在、記念館として一般公開されており、当時の鉄道に関する貴重な資料や写真などを見ることができます。

鉄道関係の観光地

最後に、台湾各地に残る「鉄道ゆかりのスポット」をご紹介します。

駅舎だけでなく、鉄道の歴史や文化を感じられる場所が台湾には数多く存在します。
鉄道ファンはもちろん、台湾旅行が好きな方にもぜひ訪れてほしい魅力的なスポットばかりです

阿里山森林鉄道

阿里山森林鉄道
阿里山森林鉄道

まずオススメなのが嘉義観光の目玉のひとつ。「阿里山森林鉄道(阿里山森林鐵路)」です。

日本統治時代の1912年に開通したこの登山鉄道は、標高約2,000mまで駆け上がる全長約71kmの山岳路線で、ノスタルジックな赤い車体と山あいを抜ける美しい景観が魅力です。

阿里山鉄道はとても人気なので、乗車には事前の予約がおすすめです。

扇形車庫

彰化扇形車庫
彰化扇形車庫

私が鉄道好きの方にぜひ訪れてほしいと思うのが、この彰化扇形庫(せんけいこ)です。

1922年に建てられたこの施設は、中央の転車台を囲むように12本の線路が放射状に伸び、その先に半円形の車庫が並んでいます。まるで扇のような美しい形をしていることから「扇形庫」と呼ばれています。

台湾の日本統治時代に造られた貴重な鉄道施設のひとつで、現存する台湾唯一の扇形庫として今も保存されています。

また、彰化県の県定古蹟にも指定されており、鉄道ファンならずともワクワクしてしまう場所です。

美麗島駅

美麗島駅
美麗島駅

高雄に行く方におススメなのが2008年に完成した美麗島駅。

その特徴はなんと言っても『The Dome of Light』と題されたステンドグラス作品。まるで海の中にいるような幻想的な雰囲気を味わう事ができます。

またライトアップのショーも1日3回11:00/15:00/20:00に行われています。タイミングが合えば是非立ち寄ってみましょう。

哈瑪星鉄道文化園区

哈瑪星鉄道文化園区
哈瑪星鉄道文化園区

高雄の鉄道観光地といえば哈瑪星鉄道文化園区。

かつて高雄港駅として利用されていた駅舎を中心に様々な施設が展開されています。
広場では台湾鉄道で実際に活躍していた機関車や客車などを展示しています。

苗栗

苗栗駅
苗栗駅

台湾で一番アツい鉄道観光県と言えば苗栗です。

私はまだ行けてませんが2025年4月25日にリニューアルオープンされた鉄道博物館をはじめ、沢山の鉄道遺構を見る事ができます。

貓狸山公園周辺では日本統治時代に建設された鉄道トンネルを散歩したり、昔使用されていた列車を見る事もできます。

苗栗駅からは少しだけ距離がありますが、頑張れば充分徒歩でも行けるオススメスポットです。

三義

龍騰断橋
龍騰断橋

苗栗県と言えば三義も外す事のできない鉄道観光地です。

勝興駅や鉄道橋の遺構「龍騰断橋」を見る事ができます。特に震災遺産として知られる龍騰断橋は有名で、台湾を代表する景色の一つ。
1908年に建設されたレンガ造りのアーチ橋で、1935年の地震で破損し断橋となりました。現在もその姿を留めており、歴史的価値と独特の風情を感じられる観光スポットです。

また旧山線鉄道を利用した観光アクティビティ「舊山線鐵道自行車」もオススメ。

もともと使われていた鉄道の線路を活用し、レンタルサイクルに乗って線路の上を走る体験ができます。

途中には龍騰断橋や美しい自然の風景、歴史あるトンネルなどが点在しており、写真撮影スポットも多く、景色を楽しみながらゆったりとサイクリングできます。

歴史と自然を一度に楽しめるおすすめのアクティビティです。

花蓮鉄道文化園区

花蓮鉄道文化園区
花蓮鉄道文化園区

花蓮鉄道文化園区は、かつての「花蓮駅」跡地を利用した鉄道の歴史スポットです。

当時の設備や資料を展示しており、花蓮の鉄道発展の歴史を学べる文化施設として人気です。

台東鉄道芸術村

台東鉄道芸術村
台東鉄道芸術村

台東鉄道芸術村は2001年まで台東駅として利用されていた場所を整備した観光名所。

当時台東線で使用されていた気動車も保存展示されています。
レトロな雰囲気を楽しみながら、のんびりと過ごす事ができる素敵なスポットです。

台湾で鉄道旅を楽しもう

というわけで、本日は台湾の電車についてご紹介しました。
私自身、鉄道にはそんなに詳しくないのですが、今回は自分の感じたままに、主観で記事を書いてみました。
この中で気になるスポットや行ってみたい場所を一つでも見つけてもらえたら嬉しいです。

鉄道旅は台湾旅行の醍醐味のひとつでもあるので、ぜひ多くの方に体験してほしいなと思います。

私のSNSYouTubeでは最新の台湾情報を随時更新しているので、是非フォロー、チャンネル登録をお願いいたします。それでは今回はこの辺で。

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Chan Kei
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写真や動画を通して旅の魅力を伝えています。
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