台湾中部・彰化県にある「鹿港老街」は、赤レンガの建物や昔ながらの商店が立ち並ぶ、情緒あふれる街歩きスポットとして知られています。
でも、そのすぐ近くに、まるで未来世界に迷い込んだかのような、全ガラス製の神秘的な廟があるのをご存知ですか?
それが、台湾でもここでしか見られない「玻璃媽祖廟」と「臺灣玻璃館」。伝統と現代アートが共存する、まさに穴場の観光ルートです。
今回は、レトロな鹿港老街と幻想的なガラス建築を1日で楽しめるおすすめモデルコースをご紹介します。
アクセス

鹿港と玻璃媽祖廟は彰化県内にあり、台北や台中からのアクセスも便利です。
台北からは新幹線で台中駅まで約1時間、そこからバスで鹿港へ向かいます。
台中から鹿港まではバスで約1時間ほど。鹿港老街から玻璃媽祖廟へはタクシーやバスで15分程度です。
観光の効率を考えると、レンタルバイクやタクシー利用もおすすめです。
バスで向かう場合、路線上は「鹿港老街 → 臺灣玻璃館」の順で停車します。
そのため、先に鹿港老街で下車して観光し、その後に臺灣玻璃館へ行くのか、
逆に最初に臺灣玻璃館を訪れてから鹿港老街に向かうのか、旅のプランを決めておく必要があります。
🚌バス情報
鹿港老街は遅い時間でも賑わっていて楽しめるため、先に臺灣玻璃館を訪れるのが特におすすめです。
そのため、一番のおすすめは、新幹線の台中駅からバスで直接、臺灣玻璃館へ向かうルートです。
✅ 台灣好行6936(鹿港祈福線)
- 乗車場所:高鉄台中駅の改札を出て5番出口を出て5番乗り場
- 降車停留所:「臺灣玻璃館」バス停
- 台湾好行のWeb Siteはこちら
臺灣玻璃館と玻璃媽祖廟の魅力

鹿港近くにある「臺灣玻璃館」は、台湾のガラス産業を支える企業「台明將企業」が運営する、体験型のガラス博物館です。ガラスアートの展示や工芸体験、ショップなどが充実していて、ものづくりが好きな人にはたまらないスポットです。
そんなガラス館の敷地内に建てられたのが、すべてがガラスで作られた「玻璃媽祖廟」。この廟は、台湾全土で篤く信仰されている海の守護神・媽祖を祀っており、地域の安全や商売繁盛を願う神聖な場所です。
驚くべきは、廟全体に使われているガラスの量。なんと約7万枚ものガラスパネルが使用されており、繊細で透明感あふれる空間は、まさに圧巻。日中は太陽光を受けてキラキラと輝き、夜になると色とりどりのライトでライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。
この廟が作られた背景には、信仰と産業、観光の融合というコンセプトがあります。
- 地元の信仰文化を未来へ残す
- 彰化が誇るガラス産業の技術力を発信する
- 新しい観光資源として地域を活性化する
このような想いから生まれた玻璃媽祖廟は、まさに「祈りとアートとテクノロジー」が融合した場所。鹿港老街のレトロな街並みとセットで訪れることで、「台湾の伝統と革新」を1日で体感できる貴重な旅になります。
🕘 営業時間
台灣玻璃館
- 夏季(4月〜10月)
- 平日:08:00〜18:00
- 水・木曜は2階展示を17:00閉館
- 休日:08:00〜18:30
- 平日:08:00〜18:00
- 冬季(11月〜3月)
- 平日:08:00〜17:30
- 水・木曜は2階展示を17:00閉館
- 休日:08:00〜18:00
- 平日:08:00〜17:30
玻璃媽祖廟(併設のガラス寺院)
- 夏季
- 平日:08:00〜20:00
- 休日:08:00〜21:00(ライトアップも営業)
- 冬季
- 平日:08:00〜19:00
- 休日:08:00〜21:00(ライトアップあり)
伝統文化が息づく鹿港老街

台湾中部・彰化県に位置する「鹿港老街(ルーガン ラオジエ)」は、台湾の伝統的な街並みと文化が今も色濃く残る観光地です。かつて清代に港町として栄えた鹿港は、台湾有数の歴史都市として知られ、現在でもその面影を随所に感じることができます。
このエリアの魅力は、何といってもその情緒あふれる景観と歴史的建築の数々。
見どころポイント
- 赤レンガ造りの古民家や石畳の路地
狭い路地に沿って、赤レンガや木造の建物が並び、まるで時が止まったかのような雰囲気を楽しめます。 - 「鹿港天后宮」
台湾三大媽祖廟の一つ。華麗な彫刻や屋根の装飾が美しく、地元の信仰を今に伝える重要な文化財です。 - 「鹿港孔子廟」
静かで落ち着いた佇まいの廟。学問の神様・孔子を祀り、格式ある台湾の儒教文化を体感できます。 - 街角にあふれるレトロな装飾
壁画や木製の看板、吊るされた赤い提灯など、フォトジェニックなスポットが豊富です。
鹿港老街を歩いていると、台湾の古き良き時代の暮らしや美意識に触れることができます。観光地でありながら、観光地らしすぎない「素朴さ」もこの街の大きな魅力。
近代的な建物やチェーン店が少ないからこそ、台湾の文化や人々の営みがよりリアルに感じられるのが鹿港老街の醍醐味です。(スターバックスはあります)
台湾の歴史とアート
鹿港老街のノスタルジックな雰囲気と玻璃媽祖廟の近未来的なガラス美術。
この2つのスポットを組み合わせることで、台湾の新旧の魅力を一度に味わえます。
歴史的な街並みの静けさや温かみを感じながら、次の瞬間には透明で輝くガラスの世界に心を奪われる…そんなコントラストがこのエリアの最大の魅力です。
訪れる人それぞれが、異なる感動や発見を持ち帰ることができるでしょう。
また、鹿港老街は台湾の伝統文化を肌で感じられる貴重な場所であり、一方の玻璃媽祖廟は現代の技術と芸術が融合した唯一無二の存在です。
どちらもただ観光地として訪れるだけでなく、台湾の歴史や文化、そして未来への挑戦を感じさせてくれます。
ぜひ次回の台湾旅行では、この穴場スポットを旅程に加えて、他とは違う深みのある台湾体験を楽しんでください。
写真映えする景色や、地元の人々の温かさにも触れられることでしょう。
きっと、心に残る素敵な思い出ができるはずです。
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↑鹿港老街に関してはこちらの動画でもご紹介しています
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- 写真や動画を通して旅の魅力を伝えています。
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