【徒歩+電車で台湾一周環島旅】準備・ルート・ホテル・注意点まで完全ガイド|49日間のリアル体験記

【徒歩+電車で台湾一周環島旅】準備・ルート・ホテル・注意点まで完全ガイド49日間のリアル体験記
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台湾を徒歩と電車で49日かけて一周しました。

「台湾環島」と聞くと、自転車やバイクで巡る旅を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、歩いて(時々電車で)じっくり進むことで、観光地だけでなく、地元の人の暮らしや空気感にもふれることができました。

この記事では、実際に歩いたルート・所要日数・かかった費用のほか、持ち物リスト、ホテル選びのコツ、歩くうえでの注意点など、リアルな情報をすべてまとめています。

徒歩旅だけでなく、自転車で環島を計画している方にもきっと役立つポイントがあると思います。

これから台湾一周を目指すすべての旅人へ。現地を一歩一歩体で感じた49日間の記録を、どうぞお楽しみください。

↑環島の感想や費用などについてBlogに書いてない事も語っているので動画もご参照ください。

目次

旅のメリットを考えてみよう

台湾一周の徒歩旅を検討している方は、多くの場合、すでに何度か台湾を訪れていて、台湾のことが大好きで、もっと深く知りたいと思っている人が多いのではないでしょうか。

実際に私が徒歩で一周してみて感じたメリットを紹介します。

  1. 台湾の有名な都市を一気に知ることができる
     電車やバスではスルーしがちな場所にも立ち寄りながら、台湾のメジャーな観光スポットを丁寧に巡れます。
  2. 次回の旅で訪れたいルート外の観光地が見つかる
     徒歩旅の途中で見落としていた場所や、行けなかった観光地が気になり、次の旅の楽しみが増えました。
  3. たくさんの友達ができる
     徒歩旅は地元の人や他の旅人との交流の機会が多く、思いがけない出会いが生まれました。
  4. 現地のお宅に招かれてお茶をいただくなど、普通の旅行ではできない体験ができる
     観光地だけでなく、現地の生活や文化に直接触れられる貴重な体験が味わえました。
  5. 徒歩だからこそ見られる、地元の人しか知らない小さな名所や日常の風景を楽しめる
    バスや電車だと通り過ぎてしまう、何気ない景色や隠れたスポットに触れられるのが徒歩旅の大きな魅力です。

書き出せばきりがありませんが、とにかく徒歩で台湾一周する旅は、素敵な思い出と新しい発見にあふれた、かけがえのない経験になることは間違いありません。

🗺️ ルートの決め方

台湾の地図
ルート決めが実は一番楽しい

1. スタート地点と進行方向を決めよう

私の台湾一周旅は、台北の龍山寺からスタートしました。
ルートは逆時計回り(西部→南部→東部→北部)。この方向を選んだのは、旅の最初を平地の多い西部ルートから始めたかったからです。

徒歩旅の場合、いきなり山道や海沿いの起伏が激しいエリアに入ると体力的にかなりきつくなるため、最初の数日は「歩きやすさ重視」で考えるのがポイントです。

2. 徒歩?電車?エリアごとの選択が旅をラクにする

私は全ルートを歩くことも検討しましたが、安全面・時間・体力を考慮して「エリアごとの使い分け」をする方針に切り替えました。結果的にはこの判断で正解だったと感じています。

🚶‍♂️ 徒歩にしたエリア:

  • 西部(台北〜台中〜台南~最南端)
     → 歩道が整備されていて、コンビニや宿も多く、徒歩旅には最適な区間。
  • 北部(瑞芳〜台北)
     → 最終盤は気温も下がり、静かなエリアを歩きながら旅の終わりをかみしめるにはぴったりでした。

🚃 電車を使ったエリア:

  • 東部(枋寮〜瑞芳
     → 東側区間は崖崩れ・トンネル・歩道の未整備などリスクが高い場所も多く、徒歩・自転車問わず電車利用が推奨されています。無理せず、安全第一で進めました。

最南端の鵝鑾鼻は電車が通っていない為、いったんバスで枋寮まで戻り、電車に乗り換えました

3. ルート選びのポイント

  • 「全部徒歩」にこだわりすぎないのが成功のコツ!
     実際に旅をしてみると、天候・体調・道路状況など、理想通りにいかないこともあります。柔軟に判断することで、旅の満足度はむしろ上がりました。
  • 無理をしない=旅を続けるための最善策
     途中でリタイアしたら元も子もありません。特に東部は自然も美しく魅力的ですが、現地の方に迷惑をかけないためにも状況にあわせて無理なく移動することをオススメいたします。

✅ まとめ:自分に合ったスタイルで、無理なく楽しく!

台湾一周には「このルートが正解!」というものはありません。
歩きでも、電車でも、自転車でも、自分に合ったペースと方法で旅を組み立てることが、最高の体験につながります。

このブログでは、私が実際に歩いて気を付けたほうがよいポイントなどもご紹介しているので、ルート作りの参考にしてみてくださいね。

持ち物リストと感想

台湾一周
荷物は極力減らすのが鉄則!

台湾一周を徒歩+電車で旅するにあたって持ち物選びはかなり重要です。
私が挑戦した時期は11月中旬から12月後半という、比較的涼しい季節。でも旅の途中、南部では暑すぎて汗だくになった…かと思えば、北部で震えるほど寒いこともありました。

ですが、荷物は増やせない。だからこそ、「軽くて機能的な装備」が大きな鍵になりました。

1. 🎒 バッグ構成

  • バックパック(荷物を入れると約8kg)
     宿の移動を考えて、背負えるリュックタイプを選択。中身は必要最低限に絞ったつもりでしたが、やはり毎日重くて大変でした。
  • サイドバッグ(カメラ用)
     カメラ・モバイルバッテリー・貴重品などを入れて、常に身につけて移動。これがまた地味に重い…。

2. 👟 約に立った装備TOP3

① ゴアテックス仕様のニューバランスの靴

歩く距離が長いだけでなく、急な雨や湿った道も多い台湾。
防水・通気・クッション性を兼ね備えたこの靴は、本当に助かりました。靴擦れなし&靴の中が蒸れないのが大きなメリット。
普段ニューバランスは履かないのですが、この靴のおかげで旅の最中足が痛くなった事は一度もありませんでした。
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👉 靴選びだけで2カ月かけました

② モンベルのレインジャケット

軽くてコンパクト、それでいて防風・防寒にも使える万能アイテム。
北部の冷え込み対策にも大活躍。さらに、急な雨対策にもなるので、1枚で2役の優秀装備でした。
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➂ ロングボクサーパンツ

ステテコのようなロングボクサーパンツも長距離歩く旅人にとっては万能アイテム。
自分はまたずれを起こしやすいのですが、ロングボクサーパンツのおかげで旅中またずれに悩む事は一度もありませんでした。
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3. 🧦 その他の装備(抜粋)

カテゴリ持って行ったものコメント
ウェア類速乾Tシャツ×5、薄手パーカー、レギンス、下着4セット、帽子汗をかいてもすぐ乾く素材が便利。
衛生用品小型歯ブラシ、汗拭きシート、速乾タオルコンビニで補充も可能。
ガジェット類モバイルバッテリー、コンデジ、GoPro、ノートPCモバイルバッテリーあると安心。
その他サンダル、洗剤現地調達可

旅の途中では、何度も何度も洗濯をしました。
コインランドリーは、行く先々に必ずあるとは限らないので、洗濯できるタイミングでこまめに済ませておくのがコツです。

4. ☝️ 反省点&次回の自分へのアドバイス

  • 重さをなめてた…
     「8kgならいけるでしょ」と思ってたけど、実際は毎日の移動と歩行にずっしりと効いてくる。軽量化はもっと真剣に考えるべきだった。
  • 防寒対策は1点集中がベスト
     かさばるアウターは不要。今回のように、レインジャケット+重ね着で対応できる装備が正解。
  • 旅の中で現地調達もアリ
     台湾のコンビニやスーパーは充実しているので、必要になったら現地で買う柔軟さも大切。

5. 📝 まとめ

持ち物は「状況に対応できる機能性」と「重さとのバランス」が鍵になりまが、基本的には軽ければ軽いほうが良いです。
とくに長期の徒歩・自転車旅では、毎日の小さな積み重ねが、体力にもメンタルにも響いてくるので、準備段階での装備選びは超重要。

これから旅に出る人は、「雨」「暑さ」「寒さ」「重さ」の4大キーワードを意識して、しっかり準備してみてくださいね!

↑役立ったアイテムについて詳しくはこちらの動画でもご紹介しています。

ホテルを予約しよう

台湾一周ホテル
ホテル決めも重要

台湾一周徒歩旅でホテルを選ぶ際、最も大切なのは「自分が一日にどのくらい歩けるか」を把握することです。
私は一日あたり平均5時間の歩行時間を基準に計画を立てました。

1. 📍 Googleマップは旅の最強パートナー!

  • 都市間の距離や徒歩時間の目安を調べるのに非常に便利
  • 旅の最中でも、次の宿までのルートや時間を確認できる
  • 出発前にしっかり使い方をマスターしておくことを強くおすすめします

とはいえGoogleマップはたまに私有地や、通れない道を指定してくるので注意!柔軟な対応が必要です

2. 🏨 実際に泊まったホテル一覧

以下は、私が実際に宿泊したホテルの名前、住所、一泊にかかるおおよその費用です。

都市名ホテル名住所一泊の料金
西門背包桟旅店西門店台北市萬華區康定路25巷13號約1,612円
鶯歌鴬歌魚旅民宿背包客桟新北市鶯歌區文化路171號約2,538円
中壢奇異果共享旅店桃園市中壢區新興路286號約2,107円
新竹東賓大旅社新竹市東區榮光里林森路14號約3,600円
新竹想巷背包客棧新竹市東大路一段52巷16弄6號約2,525円
頭份airbnb民家の為非掲載約2,238円
苗栗新興大旅社苗栗市建國街3號約2,960円
三義正在旅行背包客桟廣盛村39鄰八股路館前2巷1之10號約2,960円
豊原水源棧アパート台中市豐原區水源路213號約3,267円
台中奇異果快捷旅店站前二店台中市西區綠川西街29號約2,033円
彰化心旅地圖青年旅館彰化縣彰化市三民路228號2樓約3,187円
員林員林住宿1128秘密基地彰化縣員林市光明街141巷8弄3號約3,643円
西螺川田府邸民宿雲林縣西螺鎮振興里13鄰市場南路5號約2,960円
大林大林新区嘉義縣大林鎮頂員林8號約3,552円
嘉義KM Hostel嘉義市西區蘭井街273號約2,360円
下営南安大旅社臺南市下營區文化街81號約4,554円
後営後営四号民宿台南市西港區4號723021約2,732円
台南鐵道大飯店台南市北區成功路2號約2,623円
岡山airbnb民家の為非掲載約3,019円
高雄旅悦国際青年旅館高雄市三多三路211號3樓約1,783円
潮州airbnb民家の為非掲載約3,843円
枋寮鐵騎休息棧屏東縣枋寮鄉中山路二段55號約2,272円
枋山枋山六號屏東縣枋山鄉中山路四段6號約4,087円
車城車城背包客棧屏東縣車城鄉新興路10號約2,046円
恒春回佳Surf House屏東縣恆春鎮恆公路376之1號約2,989円
金崙線織屋民宿臺東縣太麻里鄉金崙村1鄰金崙7號約2,208円
知本亞灣飯店台東縣卑南鄉溫泉村鎮樂1號約7,204円
台東烏托邦國際青年旅舍台東市開封街711號約1,678円
花蓮花蓮歡迎光臨花蓮縣花蓮市大禹街4號約1,771円
蘇澳新悅汽車旅館宜蘭縣蘇澳鎮蘇東里蘇東北路15號約4,611円
宜蘭One Night Hostel宜蘭縣宜蘭市光復路4號3樓約2,632円
九份途中九份青旅背包客棧新北市瑞芳區九份烏勢巷23號約2,905円
瑞芳自由空間青年民宿新北市瑞芳區中正路77号2楼約1,979円
基隆蜂巣背包客桟基隆市中正區信四路11號約3,260円
金山怡美賓館新北市金山區民生路206號約5,598円
三芝Meo-woo 貓旅行民宿台灣新北市三芝區芝柏路85號約10,729円
淡水旅行邦尼青年旅店新北市淡水區中山路87巷7號約2,379円
西門台北西門窩wow青年旅舍台北市中正區漢中街42號8樓.約2,008円
※料金は時期や曜日によって変動するため、参考程度にご覧ください。

中壢から新竹、そして嘉義から下營の区間は、それぞれ30km以上の距離があり、歩行時間は約10時間とかなり過酷な行程になってしまいました。
このようなルートを選んだ理由は、中間地点にホテルが少なかったこと、あっても宿泊料金が高めだったことなどが挙げられます。

とはいえ、まったく宿がなかったわけではないので、自分の下調べと選択ミスだったな…と反省しています。

⚠️ ホテル予約の注意点

ホテルを予約する際には、いくつか注意しておくべきポイントがあります。特に徒歩旅のように長期で移動する場合や、ドミトリー宿などを選ぶ場合には要注意です。

1. 📅 一か月以上先の予約ができないホテルもある

台湾のホテルは、予約サイト上で遠い日付を開放していないことがあります。
特にドミトリー系や個人経営の宿では、「一ヶ月先までしか予約できない」「仮予約後にLINEでのやり取りが必要」など、柔軟な対応が求められることもあります。

2. 🤖 無人ホテルが増加中!事前連絡が必要な場合も多い

最近は無人チェックインのホテルも多く、

  • 到着予定時間の連絡
  • チェックイン方法の事前説明(暗証番号やキーボックスなど)
    が必要になります。

こうしたやり取りは、中国語や英語で行われることがほとんどです。

3. 言語トラブルの可能性もあるので準備を

Google翻訳を使えばある程度のやり取りは可能ですが、

  • 翻訳が不自然で伝わらない
  • 相手の返信が何を意味しているか分からない
    などの小さなストレスが積み重なる場面も少なくありません。

完璧に中国語を習得する必要はありませんが、最低限の単語や漢字の見慣れは大きな助けになります。

4. 💡 ChatGPTも旅の頼れる相棒に

最近ではChatGPTを使ってホテルとのメッセージの下書きをつくったり、返答を翻訳してもらったりするという使い方もおすすめです。

「この中国語ってどういう意味?」
「この文、自然な中国語に直して」
といった使い方ができるので、トラブルの回避にもつながります。

5. 🛎 予約したのに予約できていない!? 予約サイト利用時の注意点

最近では、Agoda(アゴダ)などで「予約したはずなのに、実際には宿に予約が入っていなかった」というケースが急増しているようです。私自身は今のところそのようなトラブルには遭遇していませんが、宿と事前にやり取りが必要な場所に関しては、むしろそれが「予約ミス防止のチャンス」だと考えています。

連絡を取り合っておけば、宿側が予約をしっかり認識してくれるため、ダブルブッキングや予約漏れといったリスクが減るからです。

また、たとえ「連絡不要」とされているホテルでも、私は心配性なのでこちらから積極的に連絡を入れるようにしています。

  • 現地払いの場合、クレジットカードは使えますか?
  • 詳しい住所やチェックイン方法を教えてください
  • 到着予定時間は●時ごろです

といった内容を、予約サイトのメッセージ機能などを通じて確認するようにしています。
こうすることで、「予約したのに通っていない」というトラブルを未然に防ぐことができるのでおすすめです。
内容はなんでもいいんです。口実なので。大切な事は予約漏れを防ぐ事です。

6. ✅ まとめ

  • 長期旅ではホテルの予約タイミングにも注意を
  • 無人チェックインや言語対応に備えて、事前連絡をしっかり
  • 翻訳ツールやAIの力も上手に借りましょう
  • 予約漏れを防ぐにはこちらからアクションをおこしましょう

徒歩旅では「一つのミスで宿に泊まれない!」なんてことも起こり得ます。
ぜひ、トラブルのない快適な宿泊のために、この注意点を押さえておいてくださいね。

⚠️ 実際に歩いてみて「気をつけるべき」と感じた場所

実際に徒歩で台湾を一周してみて、「ここは本当に気をつけたほうがいい」と強く感じた場所がいくつかありました。
Googleマップでは気づけない落とし穴や、ストリートビューで見ても不安になるような道もありましたので、ここで紹介します。

1. 新竹〜頭份間の山道

 新竹〜頭份間の山道
普通の観光じゃまず歩く事はない道

当初は竹南のホテルを狙っていたのですが、どうしても予約が取れず、やむなく頭份のホテルを選択。その結果、想定より山間部を歩くルートになってしまいました。

しかもGoogleマップが案内してくるのは、舗装の不十分な“道なき道”のようなルートで、正直かなり心細かったです。

✅ 対策:頭份にホテル予約しても、山道を歩かずに平地を歩いて竹南経由で行けば良かったかも。竹南から頭份は歩いて一時間かからないくらい。

2. 三義〜豐原間の「義里橋」

義里橋
アメリカのハイウェイのような義里橋

ストリートビューで見ていたときから、「これ、本当に歩いて大丈夫な道なのか?」と疑っていた場所。実際に歩いてみると、ほぼ高速道路のような構造の道でした。

歩行自体は可能でしたが、交通量が非常に多く、歩道もなく“逃げ場がない”感じがとても怖かったです。

✅ 対策:この区間を歩く場合は、とにかく明るい時間帯に通過てください!

3. 基隆〜金山の山道(+多雨エリア)

基隆〜金山の山道(+多雨エリア)
写真をからも伝わる過酷な道

この区間は、山道であることに加えて、天候が不安定で雨が多いのも特徴です。
濡れた山道を歩くのは想像以上に大変でした。

視界も悪く、滑りやすい道も多いため、特に注意が必要です。

✅ 対策:モンベルなどの軽量レインジャケット+防滑性のある靴で備えること。
少し遠回りですが基隆から金山まで海沿いを歩く方法も。

✍️ まとめ

どのルートも「歩けない」わけではありませんが、想定外の困難がある場所は確実に存在します。事前にストリートビューやブログなどで調べることはもちろん、現地の天候・交通状況・宿の立地も含めて、柔軟に対応できる計画を立てることが、徒歩旅成功のカギです。

↑『義里橋』渡橋の様子はこちらの動画をご覧ください

「徒歩旅の落とし穴」段階的に見えてきた注意ポイント

1. 台湾の道路は基本「車・バイク優先」

台湾の道
路駐は続くよどこまでも…

歩き始めてすぐに感じたのが、台湾の道は徒歩での移動を前提に作られていないということ。
「こんなところ歩けって言われても…」と思うような道もたくさんありました。

  • 路上駐車の車で歩道が塞がれている
  • 道路に飛び出して歩くしかない場面が多い
  • バイクが歩道を走ってくることも

こうした道では、歩行者が気をつけるしかない現実があります。車社会の台湾で徒歩旅をする以上、周囲の動きに常に注意を払いましょう。私は台湾の道を歩かせてもらっているんだという気持ちでいました。

2. 橋が本当に怖い!

台南の橋
歩道の無い橋は本当に怖い…

先程も義理橋をご紹介いたしましたが、意外と見落としがちなのが橋の構造。
台湾には「歩道付きの橋」と「歩道がない橋」があり、歩道のない橋は本当に怖いです。

例として、西螺大橋は有名な観光スポットですが、歩道がほぼなく、私は安全を優先して回避しました。
1時間のロスにはなりましたが背に腹は代えられません。

また台湾では歩行者も基本は右側通行を推奨とされていますが、絶対ではありません。
私は反時計回りに歩いていたので、左側通行(=車が正面から来る)の方が安全に感じることが多く、場所によって臨機応変に歩道を変えていました。

✅ Googleマップで事前に橋の構造を確認し、無理そうなら少し遠回りをしてでも安全なルートを選びましょう。

3. 飲み物は「買える時に買う」が鉄則

台湾のお茶
水分補給は生死にかかわります

台湾は日本と違い、自動販売機がほとんどありません。
コンビニはたくさんあるものの、郊外に入ると長時間コンビニがない区間もあります。

そのため、飲み物は常にストックを持っておくのが大事!

私のおすすめは:

  • 500mlペットボトル×1本の予備は常にバックパックに
  • 必要なら塩分タブレットも持参

✅ 「コンビニがあるときに補充」=徒歩旅の水分補給の基本です。

4. 一番怖かったのは「野良犬」

台湾の犬
怖すぎる…

これは意外に思われるかもしれませんが、私が徒歩旅で最も恐怖を感じたのは野良犬でした。

特に南部に入ってからは、

  • 数が多い
  • 執着心がある
  • 追いかけてくる
    という、まさに昭和のアニメのような世界。

台北・台南・高雄などの都市部にはあまりいませんが、郊外や農村部を歩くと、本当に犬に追いかけられる場面が何度もあります。

実際に野良犬の多いエリアでは、予定していたルートを変更せざるを得なかったこともありました。

✅ 犬に遭遇したら、気が付かれる前に撤退。台湾の徒歩旅では、犬に関するリスクは「あり得ること」ではなく「実際に起きること」として認識しておくべきです。

🐶 台湾の犬事情|リードなしの犬が多い理由と注意すべき場所

台湾の犬
まるで北斗の拳の世界観…

台湾と日本ではペットに対する意識や管理の考え方が異なる部分が多く、何よりも自由を重んじています。
そのため、たとえ飼い犬であってもリードを付けずに放し飼いにされている犬を多く見かけるのが実情です。

特に注意したいのが、街中の車の修理工場です。
これは決して大げさではなく、おそらく8割近い確率で大型犬がいます。そしてリードなしの場合も多いです。
歩いて近くを通ると、突然吠えられたり、威嚇されたりすることもあるため、できるだけ距離を取って歩くようにしましょう。

また、見落としがちなポイントが「農道」です。
私自身、下営の農道を歩いていた際に、6匹ほどの大型の野良犬の家族に追いかけられたことがありました。
そのときは本当に命の危険を感じるレベルで、心底怖かった体験です。

ちなみに私自身犬は大好きなんです。つい近寄いたくなってしまいますが、上記の事から距離を保つ大切さに気が付きました。

✅ まとめ:命に関わることもあるから、注意深さは常に持って

徒歩旅は自由で楽しいけれど、危険や不便も付き物です。
安全第一で、事前に情報を調べ、現地では臨機応変に対応することが何より大切です。

この記事を読んでくれたあなたが、安全で素敵な台湾徒歩旅を楽しめますように!

大変だけどそれ以上に得られるものがある環島

台湾一周を徒歩 (電車も乗りましたが)で旅するというのは、決して楽な道のりではありません。
暑さや寒さ、野良犬や危険な道、宿の手配や言語の壁など――日々さまざまな困難に向き合うことになります。

でも、それ以上にこの旅には「深く台湾を知る楽しさ」「人の優しさに触れる感動」「自分の足で歩いた実感」がありました。

すべてがスムーズにいく旅ではないけれど、だからこそ特別で、心に残る経験になります。
この記事が、これから徒歩を含めて台湾一周旅を考えている方の参考になれば嬉しいです。

どうかあなたの台湾環島旅が、安全で、実りある素敵な旅になりますように。

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Chan Kei
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写真や動画を通して旅の魅力を伝えています。
【徒歩+電車で台湾一周環島旅】準備・ルート・ホテル・注意点まで完全ガイド49日間のリアル体験記

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