【G.E.M.鄧紫棋】香港の天才歌手を日本はまだ知らない

G.E.M.鄧紫棋
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G.E.M.(鄧紫棋)は、香港出身の人気女性シンガーです。

「鄧紫棋」は普通話(北京語を基にした中国の標準語)で読むと「ダン・ズーチー」、広東語では「タン・チーケイ」と呼ばれることが多いようです。愛称は「G.E.M.」。今回は、そんなG.E.M. 鄧紫棋の魅力をご紹介します。

1991年生まれの彼女は、2008年にデビュー。現在では中華圏の音楽シーンを代表するトップアーティストのひとりです。作詞・作曲も自ら手がけ、多くの名曲を世に送り出しています。

同じアジア人として、日本人がG.E.M. 鄧紫棋を知らないのは本当にもったいないことだと、私は日頃から感じています。そこで今回は、ぜひ聴いてほしい彼女のおすすめ楽曲をたっぷりご紹介します。

難しいことは考えず、まずは曲を聴いてみてください。その素晴らしさが、きっと伝わるはずです。

目次

倒流時間I’ll Be Missing You

まずご紹介したいのは、昨年末に発表された新曲『倒流時間 I’ll Be Missing You』です。

ピアノとG.E.M. 鄧紫棋の歌声で静かに始まり、徐々に盛り上がっていく展開、そしてサビでバンドが加わる瞬間には思わず鳥肌が立ちました。

美しいメロディーはもちろんのこと、切ない歌詞にもぜひ注目していただきたいです。
別れてしまった恋人への想いを歌ったこの曲には、「時間が逆戻りして、あの頃に戻れたら」という切実な願いが込められています。

特に印象的なのが、
「原來世界最遠 不是距離而是昨天(世界でいちばん遠いのは、距離ではなく “昨日” だったと気づいた)」
という歌詞の一節。胸に深く刺さるフレーズです。

可愛らしいアニメーションのMVも、この切なさをさらに引き立てています。

很久以後 Long After

続いてご紹介するのは、『很久以後(Long After)』です。

この曲は、台湾映画《可不可以,你也剛好喜歡我(君も、ちょうど僕のことが好きでいてくれたら)》の主題歌として書き下ろされたもので、MVには映画のシーンがふんだんに使われています。
日本ではまだ公開されていませんが、この曲を聴いたら、映画もぜひ観てみたくなりました。

『很久以後』は日本語にすると、「長い間のあとで」や「長い時間が経ってから」といった意味になります。
こちらも恋人との別れをテーマにしたバラードで、サビで「很久(とても長く)」という言葉を繰り返すことで、別れたあとの“時間の長さ”や“喪失感”が切なく表現されています。

中でも印象的なのがこの一節:

「只是怕可能 以後愛別人 無法像愛你那麼深」
(ただ怖いのは、もう誰かをあなたほど深く愛せなくなってしまうこと)

どれほど相手を愛していたかが、痛いほど伝わってきますね。

差不多姑娘 MISS SIMILAR

これまでにバラードを2曲ご紹介しましたが、続いてはなんとRAP曲『差不多姑娘(Miss Similar)』をご紹介します。

歌詞の中で何度も繰り返される「差不多」とは、「ほとんど違いがない」「差がない」といった意味。
つまりこの曲のタイトルは「個性のない女の子」「似たような女の子たち」といったニュアンスを持っています。

この曲には、G.E.M. 鄧紫棋自身の実体験が色濃く投影されており、
“かつて私もあなたたちと同じだった”という視点から、今を生きる女性たちに向けて、
「どう生きるべきか」という強いメッセージを投げかけています。

それにしても、G.E.M. 鄧紫棋の音楽性の広さと柔軟性には改めて驚かされます。
バラードもRAPも、自分の言葉でしっかり表現できる彼女の表現力は本当に見事です。

光年之外 LIGHT YEARS AWAY

最後にご紹介するのは、近年のG.E.M. 鄧紫棋を代表する名曲『光年之外(Light Years Away)』です。

この曲は、ハリウッド映画『パッセンジャー』の中国語主題歌として書き下ろされた楽曲。
ちなみに、日本語版の主題歌はJUJUさんが担当されていました。

『光年之外』を直訳すると「光年の彼方」。映画の舞台が宇宙空間ということもあり、それに合わせて制作されたのでしょう。
MVにも『パッセンジャー』の映像が多く使われており、映画と曲が完璧にシンクロしています。
「主題歌とは本来こうあるべき」と、思わず深く頷いてしまう完成度です。

歌詞では、「彼への狂おしいほどの愛」を“光年先の未来”や“果てしない宇宙”と対比させながら描いており、壮大なスケールの中に強い感情が詰まっています。

いつになったら日本人はG.E.M.鄧紫棋を知るのか

さて、今回はG.E.M. 鄧紫棋をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

圧倒的な歌唱力や楽曲のクオリティはもちろん、それ以上に彼女の明るいキャラクターや、よく笑う“ゲラ”な一面もとても魅力的です。ぜひYouTubeなどで、パフォーマンスだけでなくインタビューやバラエティ出演などもチェックしてみてください。

今回あらためてブログを書いていて、「いったい日本でG.E.M. 鄧紫棋が広く知られる日はいつ来るのか……」ともどかしい気持ちにもなりました。
たしかに“言葉の壁”はあるかもしれません。でも、洋楽やK-POPを楽しむのと大差はないはず。…そう、「それこそ差不多(ほとんど同じ)」だと思うのです。

これからも、少しでも日本の皆さんに素晴らしい華流アーティストの魅力が伝わるよう、どんどんご紹介していきたいと思います。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします!

それでは、今回はこの辺で。

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Chan Kei Profile

Chan Kei
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写真や動画を通して旅の魅力を伝えています。
G.E.M.鄧紫棋

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