本日は、梁心頤(英名:Lara Liang Veronin/ララ・ヴァロニン)をご紹介します。
1988年5月2日生まれの彼女は、父親がロシア系アメリカ人、母親が台湾人という家庭に生まれ、アメリカで育ちました。
以前このブログでもご紹介した「南拳媽媽」のボーカルとして2005年から2009年まで活動し、その後2010年にソロデビュー。
歌手としての活動はもちろん、女優としても活躍するなど多彩な才能の持ち主です。今回はそんな彼女のソロ楽曲をいくつかご紹介したいと思います。
それでは、さっそくいってみましょう!
戒掉你 Quitting U
まずご紹介するのは、この曲『戒掉你 Quitting U』です。
この曲は日本語字幕付きでMVを観ることができるので、ぜひ字幕を活用してご覧ください。
タイトルの『戒掉你』は直訳すると「あなたをやめる」という意味で、サビでも繰り返しこのフレーズが登場します。男女の別れを描いた、とても切ない内容の曲です。
梁心頤(Lara)の可愛らしい歌声と、ポップで美しいメロディーが、かえってこの曲の物悲しさを際立たせているように感じました。
來者何人 Dear You
次にご紹介するのは『來者何人 Dear You』です。この曲もまた、別れをテーマにした一曲となっています。
MVはふたつの視点から展開されており、ひとつは恋に落ちたときの男女の甘く幸せな時間、もうひとつは別れたあとの孤独な時間。それぞれのシーンにおける「光の対比」が、2人の心の移ろいを象徴しているように感じられます。
物語はやがて、屋内から屋外へと場面が移り変わり、別れの悲しみを乗り越えて前に進もうとする姿が描かれています。
これまでの思い出を大切にしながらも、前を向いて歩き出そうとする――そんな前向きなメッセージが込められた一曲です。
可惜不愛了 Unfortunately
続いてご紹介するのは、『可惜不愛了 Unfortunately』という曲です。
この曲もやはり別れをテーマにした楽曲で、アコースティックギターとストリングスの音色が印象的です。
音数の少ないシンプルな構成だからこそ、梁心頤(Lara)の澄んだ歌声がよりいっそう心に響いてきます。
歌詞は、恋愛における“温度差”が原因で別れを迎えてしまった男女の物語。さまざまな後悔があるとしても、愛の本質は“祝福”であり、たとえ別れが訪れても「出会えてよかった」と前向きに受け止めているように感じられます。
再也沒有你 No More U
最後にご紹介するのは、『再也沒有你 No More U』です。
この曲は、マレーシア出身の歌手・陳勢安(Andrew Tan)とのコラボ楽曲となっています。ちなみに陳勢安は1984年生まれで、歌手としてデビューする前はメイクアップアーティストとして活動していました。
この曲では、梁心頤(Lara)の女性らしく澄んだ歌声と、陳勢安の男らしく力強い歌声との対比がとても印象的です。まったくタイプの異なる声質でありながら、不思議なくらいに調和していて、とても心地よく感じられる一曲です。
様々な愛のカタチを歌う梁心頤Lara
さて、今回の梁心頤(Lara)のご紹介はいかがでしたでしょうか。
彼女の楽曲には別れをテーマにしたものが多いですが、それらは決して後ろ向きで後悔に満ちた悲しい歌ではありません。むしろ、別れを乗り越えて明日を生きるための、力強く優しいメッセージが込められているように感じます。
「泣きたいときは私の歌を聴いて、思いっきり泣いていいよ。そしてまた、前を向いて歩き出そう」――そんなふうに、そっと背中を押してくれるような楽曲ばかりです。
この記事を通して、皆さんのお気に入りの一曲が見つかったなら嬉しいです。
それでは、本日はこの辺で。
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