最近、ニュースやSNSで「Agodaで予約したはずなのに部屋が取れていなかった」という声をよく見かけます。
こうしたトラブルはAgodaに限らず、他の予約サイトでも起こり得る問題です。
特にAgodaは、ホテルと直接契約せず、海外の複数の代理店(転売業者)を介して部屋の在庫をやり取りしているため、予約情報の伝達ミスやタイムラグが生じやすく、実際には満室なのに空きがあるように表示されてしまうケースが多発しているようです。
しかし、私はこれまで台湾旅行の際に何度もAgodaを利用してきましたが、ある方法を実践しているおかげで、予約ミスや大きなトラブルに遭ったことは一度もありません。(小さいトラブルは後でご紹介します)台湾一周の時も殆どの予約でAgodaを利用しました。
この記事では、私が実践している簡単な予約確認の方法をご紹介します。
このひと手間を加えるだけで、Agodaでの予約ミスを防ぎ、安心して旅行を楽しむことができます。
ぜひ皆様も参考にして、実践していただけると嬉しいです。
予約ミスを防ぐたった一つの方法
予約ミスを防ぐために、私が実践している方法はとてもシンプルです。
予約したあとに、予約サイトを通じて必ず宿泊施設に直接メールやメッセージを送ることです。
Agodaであれば予約後に『宿泊施設にメッセージを送る』というボタンが出てきますし、メッセージはマイページの『宿泊施設からのメッセージ』という箇所で確認できます。
内容は難しく考える必要はありません。例えば、
- 「○月○日に予約しましたが、ちゃんと予約できていますか?」
- 「○月○日に予約しましたが、ドミトリールームのベッドの下の段は指定可能ですか?」
- 支払い方法がチェックイン時の場合は「○月○日に予約しましたが、当日支払い時にクレジットカードは使えますか?現金のみでしょうか?」
- 「○月○日に予約しましたが、チェックインの前に荷物を預ける事は可能ですか?」
たった一度でも連絡を取ることで、予約漏れのリスクを高確率で防ぐことができます。
もし宿から返事が来ない場合は、予約が完了していない可能性が高いので、別の方法で連絡を試みましょう。
返事が来ない場合の対応
- ホテルの公式ホームページがあれば、そちらの問い合わせフォームやメールアドレスから連絡する。
- 公式サイトがなければ、台湾のバックパッカーズホテルならFacebookページを持っている可能性が高いので、そちらのメッセージ機能を使う。
一番やってはいけないのは、予約した後に連絡も確認もしないまま放置することです。
これがトラブルの最大の原因になりかねません。
予約確認に使える中国語フレーズ

実際にホテルとのやり取りで使える中国語フレーズをいくつかご紹介します。
予約サイトのメッセージやLINE、メールで送る際に役立つので、ぜひ参考にしてください。
日本語文 | 中国語文 |
---|---|
私は〇月〇日~〇日部屋を予約しました。私の予約は確定していますか? | 我預訂了〇月〇日至〇日的房間。我的預約確認好了嗎? |
チェックイン当日に支払う予定です。クレジットカードは使えますか?それとも現金のみの支払いですか? | 我會在入住當天現場付款。另外想詢問一下,到時候也可以用信用卡嗎?還是只能現金支付? |
今日は〇時前にホテルに到着する予定です。荷物を先に預けることはできますか? | 我計劃今天〇點前抵達飯店,請問我可以先寄放行李嗎? |
上記を参考にしていただければと思います。文の頭に你好(こんにちは)や、請問(すみません、教えてください)を付けるとより丁寧になります。
ちなみにやり取りは英語でも問題ないとは思いますが、体感として中国語を使ったほうが反応が早く、内容も確実になった気がします。
そもそも連絡が必要なホテルが多い
そもそも台湾のホテル(特にバックパッカーズホテル)では、予約後にLINEなどのメッセージアプリを通じて、到着時間の確認などが必要となるケースが非常に多いです。
その場合は予約サイトからの予約完了のメール(ただし、このメッセージが来たからといって安心はできません。)とは別にホテルから定型文のメッセージが届くので、その中に「ホテルに直接連絡をください」というメッセージと一緒に、連絡用のLINEなどのIDが記載されています。
バックパッカーズホテルではフロントが無人の場合も多く、チェックイン方法、支払い方法、入口扉の鍵の解除方法、暗証番号など…直接の連絡でないと伝えられない事が多いのが理由と思われます。
特に台湾のバックパッカーズホテルを初めて利用する方は、この「直接連絡の習慣」を理解しておくことで、トラブルを未然に防ぎ、安心して滞在を楽しむことができるでしょう。
思い出した予約トラブルの体験談

実は私も、過去に一度だけ宿泊トラブルに遭ったことがありました。宿泊できない程のトラブルではなかったのですが、一つのケースとしてご紹介します。
それは屏東の…とあるホテルをAgodaで予約したときのことでした。
いつも通り「予約ミスはないだろう」と完全に安心していて、予約後には「宿泊を楽しみにしています」といった軽いメッセージを送っただけで、それ以外の連絡は特に取らずに当日を迎えました。
※予約後、宿から別途連絡が必要とのメッセージなどは何もありませんでした。
ところが、このホテルは完全な無人ホテルだったのです。
当日、現地に到着しても建物の入り方がわからず、自分の部屋番号もわからない。支払い方法も不明で、まったく中に入る手段がありませんでした。
Agodaを通してホテルのオーナーに連絡をしてみたものの、まったく返信が来ない…。
仕方なくホテルの前で立ち尽くしていましが、ほどなくしてポストに入口の鍵があるのを見つけられたので、ホテルの中に入る事はできました。しかし自分の部屋が何号室なのかも、部屋への入り方も分からず、オーナーからの連絡も返って来ません。
その時偶然にも他の宿泊者がホテルに到着しました。
その方は別の予約サイトを利用しており、すでにホテルのオーナーとLINEでやり取りをしていたのです。
事情を説明すると、その宿泊者の方がLINEでオーナーに「日本人が困ってる」と連絡をしてくれました。その後もチェックインを手伝ってくれ、ようやく部屋の中に入ることができました。
その際、オーナーから来た返事には「Agodaを通しての連絡方法がわからない」という衝撃のひと言。
(※正直「それならAgodaに載せないでほしい」と思いましたが…)
とにかくこの経験を通して、海外で宿泊トラブルが起きたときの精神的ダメージがいかに大きいかを痛感しました。
私の場合、部屋は確保できていましたし、時間を1時間程ロスしただけで済んだので、とてもラッキーでしたが…もっと深刻なケースになることも十分あり得ます。
予約完了後の行動がトラブルを防ぐカギ
Agodaをはじめとする予約サイトはとても便利ですが、「予約完了」の通知が来たからといって安心しきってしまうのは危険です。
特に台湾のバックパッカーズホテルのように、LINEでの連絡を前提としている宿では、宿との直接のやり取りが“本当の意味での予約完了”になることも少なくありません。
そして、たとえ宿側との連絡が必須でなかったとしても、自分から前のめりにコンタクトを取る。
それを習慣にしておくことで、「ここまでやって初めて予約完了」という意識を持てるようになります。
実際、当日に何かトラブルが起きたとしても、現地で誰を責めたところでどうにもなりません。
「事前にもう一歩動いておけばよかったな」と感じた経験が、私にもあります。
だからこそ、たった一通の確認メッセージを送るというひと手間を惜しまないようにしています。
ほんの少しの行動で、旅先の安心感は大きく変わるものです。
皆さんの旅行が、安心で楽しいものになりますように。
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Chan Kei Profile

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