以前、『中国語で聴く五月天(Mayday)の曲』と『日本語で聴く五月天(Mayday)の曲』についてブログ記事を書かせていただきました。
その際は日本の方をはじめ、台湾の方々にも多くアクセスしていただき、誠にありがとうございました。2つの記事では紹介しきれなかった名曲がまだまだたくさんありますので、本日はアップテンポで気分が上がる五月天の曲をテーマにお届けしたいと思います。
五月天の曲は、心を震わせるバラードはもちろんのこと、『OAOA』や『入陣曲』をはじめ、ノリノリの曲も多くあります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
離開地球表面
日本語版では『瞬間少年ジャンプ』と名付けられたこの曲。
Aメロでは阿信とオーディエンスが掛け合いで歌うのがお決まりで、ライブでは盛り上がること間違いなしの一曲です。ギターのカッティングやドラムのリズムはかなりロックですが、ストリングスがドラマティックに曲を盛り上げています。
歌詞の内容は、普段の仕事やしがらみに縛られている自分を捨てて、地球を飛び出すくらい思い切り自由にジャンプしよう。自分を曲げずに真っすぐ生きていこうというメッセージが込められています。
五月天の楽曲の中でも、1、2を争うほど有名な一曲です。
DNA
以前、横浜で開催されたTRANSFORMERS EXPOの主題歌がこの『DNA』です。
五月天のライブでは、トランスフォーマーのバンブルビーがステージセットとして登場していました。
この曲は、なんと言ってもサビのメロディーとラップのような歌い回しが特徴で、五月天の曲の中でもかなり異色のナンバーとなっています。しかし決してノリにくいわけではなく、自然と体が跳ねてしまうような軽快な一曲です。
『Do You Ever Shine?』の日本語版CDに収録されているため、手に入れやすいのも嬉しいポイントです。ちなみにCD音源はYouTubeの音源とは少しバージョンが違っており、よりバンドらしさが溢れたものになっているので、ぜひ聴き比べてみてください。
派對動物 Party Animal
タイトルの通り、ノリノリなパーティーソングで、近年の五月天を代表する一曲です。映画『MAYDAY LiFE / 五月天 人生無限公司』でも、オープニングを飾る重要なナンバーとして使用されました。
聴いているだけで朝まで騒げてしまいそうなほど、元気をもらえる――そんな一曲です。
MVもとてもユニークな作りになっていて、おじいちゃんになった五月天のメンバーたちが若返り、さまざまな人を巻き込んで一晩中パーティーを繰り広げ、そして再びおじいちゃんに戻る、という流れになっています。
歌詞の意味を知らなくても、音楽と映像の楽しさだけで十分に楽しめる作品です。
ちなみにこの曲には日本語バージョンもありますが、個人的にはあまりおすすめしません。原曲のままのほうが、この曲の持つエネルギーや魅力がより感じられると思います。
放肆
五月天の楽曲の中でも、特にキャッチーで耳に残る一曲です。
この曲の魅力は、なんといってもドラムのリズムにあります。冒頭のドラムロールから一気に引き込まれ、サビでは頭打ちのリズムが疾走感をさらに際立たせています。全体を通して、勢いと軽やかさが共存しているような印象を受けます。
歌詞をじっくり読んでいると、五月天の明るい曲に共通する阿信のメッセージ――「日々いろいろあるけれど、それでも自分らしく生きていこう」――がここにもしっかりと息づいていることに気づかされます。
曲調としては、日本の音楽マーケットであればアニメの主題歌に起用されてもおかしくないようなポップロック調。少し前の楽曲ではありますが、今聴いてもまったく色褪せていません。
輕功 Flying kung fu
今回ご紹介するのは、五月天のアルバム『時光机(タイムマシーン)』に収録されている一曲目です。
このアルバムは、2003年にリリースされた彼らの4枚目のオリジナルアルバムで、今となってはかなり昔の作品にあたります。
正直に言うと、最初はあまり期待していませんでした。当時の五月天の楽曲は、ビートルズの影響を強く感じさせるものが多く、音作りやミックス全体にレトロな雰囲気が漂っていたため、個人的には少し距離を感じていたのです。
しかし、このアルバムの1曲目が流れた瞬間、その印象は良い意味で裏切られました。例えるなら「高校デビュー」に近いような、垢抜けた鮮烈さを感じたのです。3枚目のアルバムからここまで雰囲気が変わるとは、いったいその間に何があったのか?と思ってしまうほどでした。
有些事現在不做一輩子都不會做了
本日最後にご紹介するのはこの曲──日本語で言うと「今やらなければ、一生やらないこと」。
2011年にリリースされた8枚目のアルバム『第二人生』に収録されている一曲です。
この『第二人生』には、私自身が特にお気に入りの曲が多く含まれているのですが、中でもこの曲は、近年の五月天の大きなテーマでもある「人生」にしっかりと寄り添った歌詞が印象的で、個人的にとても好きな曲のひとつです。
特に最後のフレーズ──
「そのちっぽけな理由が人生を縛りつけている。まだ動き出さない君の理由は何?」
という一節には、いつもハッとさせられます。
五月天の楽曲は、聴いているだけで「今の自分を見つめ直そう」「やりたいことを今すぐ始めよう」と前向きな気持ちにさせてくれます。時間を大切に、やりたいことに挑戦する後押しをしてくれる、そんな一曲です。
まだまだ名曲揃ってます
さて、本日の「五月天アップテンポ曲特集」、いかがでしたでしょうか?
どの曲も、思わず笑顔になったり、体がリズムに乗って動き出しそうになるような、そんな魅力たっぷりのナンバーばかりでしたね。
もちろん、五月天にはまだまだ紹介しきれない名曲がたくさんあります。もし今回少しでも気になる曲があったら、ぜひ他の楽曲も検索してみてください。きっと、あなただけのお気に入りの一曲に出会えるはずです!
今回はアップテンポな曲に絞ってご紹介しましたが、次回はしっとりと心に沁みる「バラード特集」をお届けできたらと思っています。
それでは、今回はこのへんで。
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