飯能アルプス特集最後にご紹介するのは“伊豆ヶ岳”です。最寄り駅は正丸駅。伊豆ヶ岳から天目指す峠、愛宕山などいくつかの山を縦走し、子ノ権現天龍寺を参拝、西吾野駅から帰るルートをご紹介いたします。
この山の特徴と言えば、なんと言っても男坂にある絶壁の鎖場です。かなり本格的な鎖場なので、今までご紹介してきた山よりも難易度は頭一つ抜けているかもしれませんが、登り切った後の達成感や、途中で見える絶景はまさに感動の一言なので、是非皆様にも挑戦してもらいたいです。
もちろん男坂以外にも子ノ権現天龍寺など見所満載な山なので、オススメです。
それではご紹介していきましょう。
どんな山なのかな
伊豆ヶ岳は、埼玉県飯能市にある山で標高は850.9m。
Wkipediaより引用
名前の由来は、快晴の日に山頂に登ると伊豆まで見えるからという説や、柚の木が多く生えていたからという「柚ヶ岳説」、山麓で温泉が湧き出ていたからという「湯津ヶ岳説」、さらにアイヌ語説などいろいろな説がある。
山頂直下には男坂という鎖場があり伊豆ヶ岳の名所となっているが、岩場が崩れやすく危険なため推奨はされていない。
山頂からは西武ドーム、空気の澄んだ快晴の日には都心の高層ビル群や浅間山、男体山まで見渡すことができる。
地図で登山道入り口を確認しよう
絶壁の男坂を登る
最寄り駅は正丸駅ではあるのですが、正丸駅から登山道入り口までかなり距離がある為、予めYAMAPなどで道を確認しておきましょう。
登山道に入ると滝があったり、大きな岩があったりしてかなり神聖な雰囲気を醸し出しています。前回ご紹介した棒ノ折山の雰囲気にも近いです。
登山道が少し分りにくい部分もありますが、先の道を目で追って見てみると登るべき道は見えてきます。木にピンク色の紐も結ばれているので、目印にしてください。
そして噂の男坂の鎖場はかなり楽しかったです。50mもある本格的な鎖場は初めての体験だったのですが、景色も良く登り切ったあとは清々しい達成感でいっぱいでした。しかしかなり体力を消耗するので、途中のポイントで休憩しながらゆっくり登りましょう。
また私が登った際は誰もいなかったのですが、他に登山者がいる時はお互いに迷惑をかけないよう注意しましょう。
男坂を登り切ると伊豆ヶ岳の山頂に到着です。
登山はまだまだ続く
男坂を登りきって伊豆ヶ岳の山頂に到着しても登山はまだまだ続きます。
この山の怖いところでもあるのですが、一度登山道に足を踏み入れてしまうと、途中棄権するルートがありません。
天目指す峠、愛宕山などいくつかの山を縦走し、子ノ権現天龍寺を経由して西吾野駅までノンストップで歩き続けるしかありません。
なのでそれなりの準備をして登山するようにしましょう。
しかし伊豆ヶ岳から子ノ権現天龍寺へ向かうまでの登山道も美しく、飯能アルプスらしさを楽しむ事ができます。
子ノ権現天龍寺とは
子の権現天龍寺(ねのごんげんてんりゅうじ)は埼玉県飯能市にある天台宗の寺院である。
武蔵野三十三観音霊場32番札所。標高640m。正丸峠、伊豆ヶ岳から東側に続く山々の山頂にあり、登山で訪れる者も多い。入口には鳥居があり、神仏習合の寺として知られている。古くから足腰守護の神仏として広く信仰を集め、本尊へ履物を奉納し、各自の願をかける慣しがあり、境内にある重さ2トンある日本一の鉄わらじは、その信仰的シンボルとされている。
現在も祈念のため、数多くのわらじや履物が掲げられている。足腰の調子が良くない者を始め、古くは人力車、荷車関係者、農林漁業従事者、相撲力士、陸上競技・野球・サッカー・バスケット・スポーツサイクルなどのスポーツ関係者、トレイルラン・ハイキング愛好者が年間を通じてお参りを行う。
近年では、人間の足を転じて自動車や自転車・バイクの無事故交通安全を祈願する者も多い。
Wikipeidiaより引用
足腰が強くなりますように
アニメ『ヤマノススメ』でも紹介されて有名な“子ノ権現天龍寺”は今回の登山コース終盤にあります。カラフルな仁王像と巨大な草鞋のオブジェが特徴的なユニークな寺院です。
足腰にご利益のある寺院との事なので、これからも登山を続けられるよう足腰が健康でありまようにと参拝してまいりました。
もし『登山はしたくなけど子ノ権現天龍寺には行ってみたい』と言う方は西吾野駅が最寄り駅となりますので、参考にしてください。
登山記録
スリル満点!!【伊豆ヶ岳】絶壁の男坂鎖場を登る‼ / Chan Keiさんの阿宇山・中ノ沢ノ頭(イモグナの頭)・子ノ山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
こちらが今回の登山記録になります。距離11.3km、約7時間の登山となりました。
この距離と時間からも察して頂けると思いますが、正直言ってかなりキツくて、しんどかったです。
夏に登ってしまった事も今回の登山を大変なものにしてしまった要因の一つかと思います。持って行った飲み物だけでは全然足りませんでした。
途中登山道が途切れ、道路に出るポイントがあるのですが自販機等はありません。結局、子ノ権現天龍寺に到着するまで飲み物なしで登山を続ける事となりました。天龍寺で自動販売機を見つけた時は涙が出そうなくらいに嬉しかったです。
是非これから登山を考えている方は多めに水分を持って行きましょう。
レベルアップに最適
さて今回ご紹介した伊豆ヶ岳のご紹介はいかがでしたでしょうか。
飯能アルプスの中でもかなり手ごわい分類に入る山である事がお分かり頂けたかと思います。
生命の危機も感じる程でしたので繰り返しになりますが、水分は余計に持って行くようにしましょう。少し重くなってしまっても飲みながら登山していけば軽くなるはずです。
しかし辛いキツイだけが伊豆ヶ岳ではありません。絶壁の男坂を登り切った達成感、子ノ権現天龍寺での参拝など楽しい事も沢山あるので、登山レベルをアップさせたいなと思う際には是非挑戦してみてください。
そしてこれにて飯能アルプスの山々の紹介は一旦終了です。同じ飯能アルプスとは言え、それぞれの山に特徴がある事が伝わったかと思います。
また次回登山をする際には飯能アルプス最後の名山“武甲山”に挑戦しようと計画しているので、レポートを楽しみにしていただけると嬉しいです。
それでは今回はこの辺で。次の記事では屋久島、縄文杉トレッキングをご紹介。
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- 写真や動画を通して旅の魅力を伝えています。
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