前回の屋久島・縄文杉トレッキングに続いて本日は『白谷雲水峡』(しらたにうんすいきょう)をご紹介いたします。
この白谷雲水峡トレッキングもかなり人気な屋久島アクティビティの一つです。その人気の訳は、この白谷雲水峡の森がジブリ映画の『もののけ姫』の舞台となっている事が大きな要因です。
確かに歩いてみるとその辺からコダマがひょっこりと顔を出してきそうで、ワクワクしながらトレッキングを楽しむ事ができました。
8時間~10時間歩く必要がある縄文杉トレッキングに比べると、そこまで辛いコースでは無いので安心して挑戦してみましょう。
とは言え登山グッズは必須です。準備に関しては下記の動画を参考にしてください。
それではご紹介していきましょう。
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バスで行く場合のアクセス
まつばんだ交通バス(白谷雲水峡行)
小原町バス停
↓
白谷雲水峡バス停
値段:500円
時間:約25分
宮之浦エリアに宿をとると、白谷雲水峡へのアクセスが便利。
逆に安房エリアに宿をとると、縄文杉トレッキングに便利だよ。
白谷雲水峡について
白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)は屋久島北部を流れる宮之浦川支流白谷川の渓谷。行政上は鹿児島県屋久島町に属する。
Wikipediaより引用
一帯には豊富な雨量による花崗岩の浸食によって形成された太鼓岩などの巨岩が広がり、原生林に蔽われる。この原生林は一般に知られる屋久杉の密集地帯に移行する段階で、照葉樹林の仲間であるウラジロガシ、イスノキ、タブノキなどと共にツガ、モミなどの常緑樹林が混生する。
古くから景勝地として知られており、楠川歩道は江戸時代に花崗岩を駆使して設けられた歩道で、現在も散歩コースの一つとして活用されている。
今では屋久島の世界遺産登録によって、訪れる観光客は大幅に増え、九州を代表する渓谷の一つになった。
また、至る所に杉が伐採された痕が見られるが、これは江戸時代に杉を伐採した名残である。
序盤の岩場から素敵
環境整備協力金として500円を支払い、中に入るとゴツゴツした岩場の道が待ち受けています。
登りにくい事はないのですが、雨が降っていると滑りやすくなる為、充分に注意してください。
岩場の両脇には川が流れているのですが、その様子が素晴らしく壮大です。写真を撮影する際は間違っても川に落ちないようにしましょう。
またこの場所はとても広く開けている為、トレッキングを終えてお弁当を食べる際にもオススメのスポットです。
私が訪れた際は可愛らしいお花が咲いていて癒されました。
どんどん奥へと進む
まずは“苔むす森”を目指して白谷雲水峡を奥へ奥へと進みます。
途中の道も屋久島らしい原生林の『緑色』がとっても鮮やかで感動しっぱなしでした。
ところで屋久島を旅する際に気を付けていただきたい点がございます。それは屋久島は「1ヶ月に35日雨が降る」と例えられるほど、世界でも希有の温暖多雨の島である事です。
ここ白谷雲水峡には多くの沢があり、沢を横断しないと先へ進めない箇所があります。大雨の場合その沢は増水し川のようになり、無理に進むと流されてしまう恐れがあるのです。なので増水し先に進むのが危ないと判断した場合は、水が引くのを大人しく待ちましょう。
白谷雲水峡には“白谷小屋”と呼ばれる休憩所があるので、そちらまで移動し休憩しつつ水が引くのを待つのがベターです。それか現在地次第では勇気を持って引き返す事も大切です。
苔むす森
白谷小屋を更に進むと“もののけ姫”の舞台と言われている『苔むす森』に到着。
確かに“もののけ姫”の世界に浸れる神聖で美しい場所で、コダマやヤックルがいても不思議ではありません。素晴らしい写真を沢山撮影する事も出来ました。
しかし個人的には苔むす森以外の場所が同じくらいに素晴らしかった為、苔むす森がそこまで特別な場所だとは感じませんでした。もちろん見応えのあるポイントである事には変わりませんが。
実際上の写真は今回撮影した中で一番お気に入りの写真なのですが、苔むす森手前のポイントで撮影したものです。
どこを歩いても素晴らしい白谷雲水峡のもつ自然のパワーに魅了されました。
太鼓岩
苔むす森を抜けてさらに進むと私が屋久島で一番オススメしたい『太鼓岩』があります。
ここからの景色は本当に素晴らしくて、美しいなんて言葉では言い足りない程に絶景でした。
見渡す限りの屋久島の美しい『緑色』が本当に特別なものに感じられ、4日間の屋久島滞在の中でも一番印象に残るシーンでした。
普段私は感情が表に出るタイプではないのですが、この時ばかりはテンション爆アゲです。
登山記録
もののけ姫の舞台【白谷雲水峡】苔むす森と太鼓岩 / Chan Keiさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
これが今回の登山記録です。往復4時間のトレッキングを心行くまで楽しむ事が出来ました。
私は今回『太鼓岩コース』を歩きましたが、他にも白谷雲水峡のシンボルである弥生杉がみれる『弥生杉コース』。奉行杉や二代大杉等がみれる『奉行杉』コースがあります。
太鼓岩コース以上に多くの杉が見たい方は、自身の体力や時間と相談してコースを決めるようにしてください。
個人的には太鼓岩コースでも七本杉、武家杉・公家杉、女神杉など沢山の杉を観る事ができるので、充分だと思います。
もののけ姫の世界を楽しもう
さて今回の白谷雲水峡のご紹介はいかがでしたでしょうか。まさに“もののけ姫”の世界観が楽しめる場所で、本当に夢見心地な時間を過ごす事ができました。
前日の縄文杉トレッキングと共に一生の思い出です。
帰り際、白谷雲水峡のトレッキングを終えてバスを待っていると、ヤクザルが姿を現してくれました。あまり刺激させないよう、近づき過ぎないようにして写真を撮影しましたが、少し怖かったです。
猿は目を合わせると敵対的であると認識し襲ってくるそうなので、もし出くわした際は気を付けましょう。それでも白谷雲水峡と共にヤクザルの姿も観れて、とても嬉しかったです。
皆様も是非この屋久島の緑あふれる白谷雲水峡を訪れてみてください。
また私は屋久島を旅するにあたって数え切れない写真を撮影したのですが、その中から100枚を厳選しデジタル写真集『Evergreen 100通りの屋久島』を出版いたしました。
100円でダウンロードできるので、今回のブログ記事の写真がいいなと思った方は是非ご覧ください。
それでは今回はこの辺で。次は高尾山登山についての記事です。
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Chan Kei Profile
- 写真や動画を通して旅の魅力を伝えています。
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