ワット・ラーチャブラナとワット・マハータートを観光した後は、奥に位置するワット・プラシーサンペットを観光しましょう。
ここワット・プラシーサンペットは三基のスリランカ様式の仏塔が印象的な遺跡です。この3基の仏塔にはそれぞれアユタヤ王朝の王3人の遺骨が納められています。
もちろん世界遺産なのですが、アユタヤ寺院の中でも重要で特別な遺跡なので、お見逃しなく。
それでは紹介していきましょう。
※この記事は2022年3月19日に加筆、再編集いたしました。
どんな遺跡なのかな
名称にはワット(寺)と冠しているが、実際は寺院ではない。名称は御吉祥活仏寺院程度の意味である。
Wikipediaより引用
この寺院に建つお寺は、歴代のアユタヤ王朝の王の内3人の遺骨が修められているが、アユタヤの王が仏と同一視されたのでこの名前がある。
伝説によればこの地には元々、アユタヤ王朝の創設者・ラーマーティボーディー1世(即位・1351 – 69年)によって宮殿が建てられていたとする。後のトライローカナート(即位・1448 – 88年)の時代になると宮殿が移築され、この地は王専用の仏教儀式の場となったという。
さらに時代は下り、ラーマーティボーディー2世(1491 – 29年)の時代、現存する仏塔のうち東側の2つが建てられ、それぞれラーマーティボーディー2世の父であるトライローカナート王、前述・ラーマーティボーディー2世の兄であるボーロマラーチャーティラート3世の遺骨がそれぞれ納められた。
この後、ラーマーティボーディー2世が崩御すると3つ目の仏塔が建てられ、その遺骨が納められた。
綺麗に残された遺跡
アユタヤの他の遺跡は大きな破壊を受けていて保存状態は良くないのですが、ここワット・プラシーサンペットは漆喰などが当時の状態をよく保存しているため、当時の建築をそのまま見る事の出来る貴重な遺跡です。確かに三基の仏塔はそのままの状態で綺麗に残されていました。
三基以外の仏塔は柱の構造だけがなんとなく確認できる程度でしたが、全盛期にはなんと大小合わせて34基もの仏塔が並んでいたそうです。
全盛期の状態も凄く見てみたかったなと、物思いに耽ってしまいました。
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3人の王に敬意を払う
ワット・プラシーサンペットは先にご紹介したワット・ラーチャブラナやワット・マハータートに比べると、三基の仏塔を見るだけなので少し寂しい感じがしました。
それでも歴代のアユタヤ王朝3人の遺骨が眠る神聖で重要な寺院遺跡なので、当時のアユタヤ王朝に想いを馳せるには充分な場所です。
地味は遺跡ではありますが、スルーしたり見落としたりする事なく、絶対に立ち寄ってみてください。きっと素敵なパワーを貰えるはずです。
それでは今回はこの辺で。次回はワット・ローカヤスターラームの紹介です。
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